会長ごあいさつ

会長 岡本 康成  この度、平成28年9月11日に福山市において、子ども会活動の準備作業中に、この活動に参加する予定だった小学一年生の男の子が、保護者の目が離れた僅かな間に付近の川に転落し、命を落としてしまうという大変痛ましく重大な死亡事故が発生いたしました。亡くなられた男の子に対し、心よりご冥福をお祈り申し上げるとともに、残されたご家族の皆様には哀悼の意を捧げるところであります。  広島県子ども会連合会としましては、今後このように重大な事故が繰り返されることなく、安全・安心して子ども会活動が行うことが出来るよう、子ども会活動におけるKYT活動(危険予知活動)を発展・充実させ、関係する指導者・育成者に向けて危機管理意識の向上を訴えかけ、再発防止に取り組んで参りたいと考えます。  さて皆様方には日頃より子ども会活動に対しまして格別のご理解とご協力を頂き子ども達の健全育成に深く取り組んでいただいています事に、心より敬意と感謝申し上げます。  私たちの子ども会活動は、唯一異年齢集団の中で多様な体験・交流を通じて、子ども達を中心とした地域コミュニティの形成の中で、地域に貢献する活動を展開しております。しかしながら時代・環境は驚くべきスピードで変化を続けており、今やスマホを代表とするネット環境の充実により、益々人間関係が希薄になりつつあります。特に子ども達の環境に目を向けると、容易に有害情報に触れることができるようになったことにより、トラブルや犯罪に巻き込まれる事象が後を絶ちません。  子ども会として思う事は、時代の流れで致し方ないことと思いますが、これらのツールを有効に利活用しながら、残忍な事件・事故に関わらないで済むような、そんな方策についても真剣に考え、取り組んで行く必要があるように感じているところです。  全国的に少子高齢化がさけばれて久しいですが、広島県子連でもここ数年会員数が減少傾向にあり、未加入地域へ加入の働き掛けや新事業の掘り起こしなど、役職員が一丸となって会員の増加に向け取り組みを行っているところです。また県内の市町子連におかれても、様々な取り組みをされていると伺っております。どうか皆さん英知を集結していただき、地域を担う子ども達を私たちの手で育てて行こうではありませんか。  さてすでにお伝えしておりますとおり、広島県子ども会連合会は設立50年を迎えます。この50周年という節目を記念して、来る平成29年6月25日に記念となる事業を、三次市で開催することに決定し、現在着々と準備を進めております。また前日の24日には同じく三次市内において記念の祝賀会を予定しております。詳細が決まり次第チラシやホームページなどでお知らせ致しますので、どうか大勢の方に集まって頂きたいと思います。